「月心™」と書いて「げっしん」と読みます。Japanese Knife Importsのオリジナルブランドの名前です。陶芸家である私の両親の「月心窯」を違う分野で、だけれど同じように手造りの工芸品・芸術品を愛する気持ちをもって受け継がせてもらうことにしました。
「月心™」の「月」は太陰暦を長く使用してきたことなどから、月や陰と重ねられることが多かったアジアを意味し、「月心™」ブランドは日本だけでなくアジアの心と多様性を称えるという私達の気持ちを表しています。 Japanese Knife Importsは多くの人が日本からの素晴らしい作品やその造り手に出会うことができる架け橋となっていきたいと願っています。実践的であるだけでなく日本の伝統的な価値観や文化を象徴する、手造りの素晴らしい工芸品を提供していきたいという私達の思いを「月心™」は象徴しています。
私は月心の焼き物に囲まれて育ち、芸術家である両親に常に刺激をうけて育ちました。主人のジョナサンも、何度もその環境で生活し、また窯たきを手伝うなどの体験を通してきました。常に更に良いものを求め製作に取り組む両親の姿は、いつになってもその姿こそが非常に美しいものだと感じます。私達が月心のオリジナルを築くことにより、両親のその気持ちや行為というものを、包丁や砥石、その他の厨房道具を扱うことを通じて引き継いでいけたらと願っています。これから「月心™」は商品の品質、弊社の販売姿勢、アフターケア、知識などを含め、より全体的な評価を頂くことと思います。
毎 日使うものだからこそ、そこに実用的でありながら美しいと思わせるデザインや、長く良く使おうと思わされる価値を求める意味があるように思います。生活に 潤いを与えてくれる、手造りのものの良さはそこにあるのではないでしょうか。日々の生活の中で役に立ってくれ、なお日常生活を明るくそして豊かにしてくれ ます。
自 分に合った包丁を見つけること、包丁を研ぐこと、それぞれの包丁の特性を理解するということ、そしてある一定のレベルの包丁であれば、それを使いこなす技 術を習得するということ、それぞれすべての行為に意味があり、日本の伝統的な文化や価値がぎっしり詰まっていると感じます。ものを大切にし、 本当に良いものを長く使うという価値観を、包丁や砥石から学ぶというのも、やはり手造りのものが生活をより豊かにしてくれるということの表れだと思いま す。
「月心™」ブランドと共にJapanese Knife Importsとしての私達も成長していきたいと心から願っております。これからも何卒宜しくお願いいたします。
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Jonathan Broida
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